【名古屋の土地】相続税はいくら下がる?2分でわかる減額診断と税理士の評価ガイド
名古屋で相続税申告を長年サポートしてきた税理士の佐治です。私たちは、相続税申告において、土地の評価額が過大に計算され、本来払う必要のない税金を納めてしまっているケースを数多く見てきました。
この記事を読んでいる方は、今まさに相続した土地の評価にお悩み中のことだと思います。本ページでは、そんなあなたに評価額の過大評価を未然に防ぐ下記3つの知見を共有します。
- 1. 相続税の土地評価の基本的な仕組み
- 2. あなたの土地に潜む評価額の減額可能性(2分の診断ツールでチェック)
- 3. 評価額が下がる土地の具体的な条件と専門家への相談の重要性
難しい専門用語を避け、対話型の診断ツールを使いながら、あなたの財産を守るための第一歩をサポートします。
この記事の目次
相続税の土地評価、基本の「き」
まず押さえておきたいのは、相続税を計算するときの土地の価値は、市場での売買価格(時価)そのものではない、という点です。
相続税における土地評価は、納税者間の公平性を保つため、国税庁が定めた全国共通のルール「財産評価基本通達」に基づいて行われます。これにより、誰が計算しても同じ評価額になる仕組みが作られています。
名古屋市内の市街地にある宅地の場合、その評価は主に「路線価(ろせんか)方式」という方法で計算されます。
路線価方式とは?
土地が面している道路に設定された「路線価」(1平方メートルあたりの価格)を基準に評価する方法です。
計算式: 土地の評価額 = 路線価 × 各種補正率 × 土地の面積(地積)
この計算式の中の「各種補正率」が、土地の個性を評価額に反映させる重要な要素です。土地の形が歪んでいたり、道路との間に段差があったりすると、その土地は使いにくいと判断され、補正率によって評価額が減額されます。これを「画地調整(かくちちょうせい)」と呼びます。
【診断してみよう】あなたの土地の減額可能性は?
ご自身の土地に、どのような減額要因が潜んでいるか、まずは下記の診断ツールでチェックしてみましょう。いくつかの簡単な質問に答えるだけで、評価額が下がる可能性の高いポイントが分かります。
- すべての必須項目に答えると、下に結果が表示されます。
- 結果は印刷して、ご家族との相談や専門家との面談にお使いいただけます。
2分で印刷OK|全ての必須項目に回答すると結果が表示されます
未回答がある場合は、どの質問が必要かを具体的にお知らせします。(「不明」も有効な回答です)
結果(上位3つまで)
※お電話は来所予約の受付専用です。相談内容への回答は行っていません。
免責:本結果は概算(路線価方式前提)の補正率の目安です。個別条件により上下します。倍率方式では形状による補正は原則行いません。最終判断は現地・資料確認のうえで行います。
診断結果のポイント解説:評価が下がる土地の代表例
診断結果はいかがでしたか? ここでは、診断で出てきた代表的な減額要因(画地調整)について、イラストと共に分かりやすく解説します。

1. 不整形地(ふせいけいち)
長方形や正方形でない、いびつな形の土地です。角が欠けていたり、L字型をしていたりすると、建物を建てる際にデッドスペースが生まれやすいため、利用効率が悪いとみなされ評価が下がります。

2. 無道路地(むどうろち)/接道不良
建築基準法上の道路に接していない、または接していてもその幅が2m未満の土地は、原則として建物を建てることができません。利用価値が著しく低いため、評価額は大幅に下がります。道路との間に水路や他人の土地がある場合も、同様に減額の対象となることがあります。

3. がけ地/高低差のある土地
土地の一部に急な斜面(がけ)があったり、道路との間に大きな高低差があったりする場合、利用できる面積が限られたり、擁壁(ようへき)の設置などで追加の造成費用がかかったりします。この経済的な不利益が評価減につながります。

4. 旗竿地(はたざおち)
細い通路(竿)の奥にまとまった土地(旗)がある形状の土地です。通路部分が狭いと車の出入りが難しかったり、日当たりや風通しが悪かったりするため、評価が下がります。

5. 間口が狭い/奥行が長すぎる土地
土地が道路に接している幅(間口)が狭いと、車の駐車や建物の設計に制約が出ます。逆に、間口に対して奥行きが長すぎる「うなぎの寝床」のような土地も、奥の部分が有効活用しにくいため、評価減の対象となります。
注意!評価が上がるケース、補正が使えないケース
評価は下がるだけではありません。複数の道路に面している土地は利便性が高いとみなされ、評価額が上がる場合があります。

評価が上がる例:角地
交差点の角にある土地は、側方路線影響加算により評価額が上がります。同様に、正面と裏面が道路に接している二方路線地なども利便性が高いと判断されます。
また、本記事で解説した形状による補正(画地調整)は、主に「路線価方式」で適用されるものです。郊外や農村地域で採用される「倍率方式」(固定資産税評価額に一定の倍率を掛ける方法)では、原則としてこれらの補正は行われない点にご注意ください。
診断結果が出たら、次は名古屋の専門家へご相談ください
この診断ツールは、あくまで減額の可能性を示すための第一歩です。
正確な評価額を算出し、相続税を最大限節税するためには、
- 公図や測量図などの資料分析
- 現地の詳細な状況確認
- 複雑な補正率の組み合わせ計算
といった、専門家による詳細な調査と判断が不可欠です。特に、複数の減額要因が重なる土地の評価は非常に複雑になります。
私たちの事務所では、診断結果をお持ちいただいた上での無料相談(来所)を承っております。あなたの状況を丁寧にお伺いし、最適な申告方法をご提案いたします。
払いすぎの税金を防ぎ、大切な財産を守るために、専門家の知識を活用しませんか?
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よくあるご質問(FAQ)
診断結果はどのくらい正確ですか?
この診断は、財産評価基本通達に基づき、一般的な減額要因の可能性を指摘するものです。実際の補正率は土地の面積や地区区分など多くの要素で変動するため、あくまで目安としてお考え下さい。正確な評価額は専門家による詳細な計算が必要です。
相談に必要なものは何ですか?
もしお手元にあれば、固定資産税の課税明細書、登記簿謄本(全部事項証明書)、公図や地積測量図などをご用意いただけると、より具体的なお話ができます。しかし、何もなくてもご相談は可能ですので、まずはお気軽にご予約ください。
相談も名古屋市内じゃないとダメですか?
主に名古屋市およびその近郊エリアを対象としておりますが、その他の地域の方でも対応可能な場合がございます。まずはお問い合わせください。
本記事および診断ツールの利用にあたって
本記事および診断ツールの結果は、相続税の土地評価に関する一般的な情報提供を目的としたものです。特定の事案に対する税務上の助言を行うものではありません。本コンテンツは国税庁の財産評価基本通達など全国共通のルールに基づいて作成しており、名古屋市独自の条例や行政指導の全てを網羅するものではありません。相続税の申告にあたっては、必ず最新の法令・通達をご確認のうえ、税理士などの専門家にご相談ください。
当記事の品質と信頼性について
この記事は、AIを高度なリサーチ・アシスタントとして活用して作成しました。内容の正確性については、当記事の監修者である税理士の佐治英樹が責任を持って確認しております。
著者情報

- 税理士(名古屋税理士会 登録番号_113665), 行政書士(愛知県行政書士会 登録番号_11191178), 宅地建物取引士(愛知県知事), AFP(日本FP協会)
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「税理士業はサービス業」 をモットーに、日々サービスの向上に精力的に取り組む。
趣味は、筋トレとマラソン。忙しくても週5回以上走り、週4回ジムに通うのが健康の秘訣。
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